電力監視装置を使った実験

ざっくりいうと

・お客様のご協力により省エネ実験を行うことにした

・電力監視装置(電気をいくら使っているか解る装置)の最小取付金額を見つける予定

・各省エネ施策によってどの位の電力量を減らせるか実験していく

 お客様のご協力によりムサシインテックの電力監視装置を付けさせてもらいました。その名も節電王子Vです。ネーミングセンスは微妙ですが、絶縁監視装置である監視王Iorと連動させながら前職で培った省エネ知識+技術者視点の運用改善を開発していけるよう様々な実験をして行く予定です。

 北海道電力へパルス接続も依頼して取付完了です。基本料金を下げてもらう協議減少の手続きもしてもらい、この最大デマンドを超えない限りは従業員一人分の給料が賄えるくらいの電気代は削減できました。

 電力監視装置は取り付けただけではただの飾りにしかなりません。ほっとけば夏場にピークデマンドを超えるのは確実です。一つ一つ削減への施策を実行していき、まずは監視装置を使用せずとも、いつも通り作業すれば一番電気を使わなくて済む状態までにすることが目標です。


 ただ勘違いしてほしくないのは、電気代削減に成功して喜んで終了してしまうことは事業規模の縮小につながるので注意が必要です。

 現在不効率な電気の使い方で高い電気代を支払っても事業として成り立ち、利益が出ているのならば電気代削減によって一時的に利益が増えるはずです。その電気代を維持しようとすれば経営規模の拡大は見込めず、現状維持→時間の経過とともに規模縮小となり経営者にとって一番恐れる事態になりかねません。


 電気代削減の最終目標は、削減した分の利益を設備投資や優秀な人材の確保へ使い事業を拡大していく原資とすることです。結果として設備が増え電気代は増大していきますが、企業規模の拡大は本来喜ばしいことなので電気代が増えても悪いことと捉えず、順調に会社が回っている証拠だと思ってください。


永見電気管理事務所

北海道(苫小牧市)を中心に電気に関する相談・管理・紹介を行っております。 電気のことでお困りの際は、一度ご相談ください。 携帯:090-1336-1819 E-mail:nagamiyasuhisa@gmail.com

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