サーモグラフィの必要性を訴える会

ざっくり言うと

・放射温度計よりサーモグラフィを使用したほうが良い

・温度からわかるのは施工不良、過負荷、高調波

・説明資料としても解りやすく便利


サーモグラフィを導入するかどうか迷っている技術者は多いと思います。

サーモグラフィが無くとも点検は出来ますし、昔は手でブレーカや線を触って温度を測る点検方法が主流でした。実際費用対効果を考え放射温度計のみを所有し点検している技術者も多いのではないでしょうか。

 しかしながら一度サーモグラフィを使用すると点検精度・点検スピードともに激的にアップするので管理技術者ならば必須の計測器だと感じています。温度によって判ることは大きく3つあると思われますので紹介します。


・施工不良パターン(経年による端子の緩みや劣化)

このパターンがサーモグラフィじゃないと見逃しがちなパターンです。

放射温度計だと緩みなどによる過熱をスルーしてしまう可能性が高くなります。


・過負荷パターン(変圧器・ブレーカ・電線の過熱)


このパターンは放射温度計でもわかるのでサーモグラフィは必要ないと思いますが、

点検時一瞬で判るので重宝します。過負荷の写真が無いので普通の変圧器の画像です。


・高調波パターン

このパターンは高調波が沢山発生している事業所のコンデンサやリアクトルそれに接続されたLBSのヒューズなどが過熱していることが判ります。

これも放射温度計でも十分判るので必要ないのですが、説明するときに判りやすいので重宝します。


いずれにせよ目に見えない電気に関することを素人である経営層へ説明するには解りやすく目に見えるようにしないと理解してもらえません。

その際サーモグラフィを使用すれば理解してもらえる可能性はアップするので技術者には必須な計測器だと思われます。


永見電気管理事務所

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